ポプラのその後と、展示会のこと

  • 2014.05.19 Monday
  • 00:37

先日、我が家のポプラの木を切る話を書きましたが、そこからもう少し先のお話。

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早速製材所に持って行きました。丸太は切ってから時間が経てば経つ程、材質が

悪くなっていきます。温かい時期は尚更。一刻も早く、板にして乾燥させていきます。

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スライスした状態がこちら。大きくなるのが早い木は、白太(白い部分)が大きくなり

がちです。材として主に使えるのは色の付いた赤身と呼ばれる部分です。木によっては

白太に価値のあるものもありますが、虫が入ったり腐ったりしやすい部分なので、様子を

見つつ、使えるかどうか判断していきます。

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家に持ち帰って、材料を立て掛けると、一瞬で地面は水浸しです。木は、生えていた時

の状態から逆さまにすると、早く水が抜けるのだそう。製材所の方に教わりました。

元々、根っこから先端まで水を吸い上げる力があるのですから、逆さまにすればなお

早く水が流れ落ちるように出てくるのにも納得です。まだまだ、木のことでも知らないこと

がたくさん。興味深く、奥も深いのです。

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さて、話が変わって、展示会まであと一週間となりました。毎日、毎晩、いまだかつて

ないほど働いております。大学の卒業制作を思い出すほどの毎日の疲労感、と言って

も分かりにくいので他に思い出せるきつさで例えると、高校の部活の試合で一日へと

へとになった後に、道場に戻って反省&練習、という時くらいの疲労感ですが(更に分か

りにくい。)とにかく精一杯で頑張っております。

今回の展示会、いったいどういう主旨なのかということを少し説明させていただくと、

ぶんぶく堂はこの10年の間に様々な変化を遂げてきました。右も左もあまり分かって

いない状態で走り出したのにも関わらず、様々な方からご注文いただいて今日まで

途切れることなく続けてこられました。大学時代の友人と一緒に仕事をした数年間、

結婚して夫の職場近くから通って働いた数年間、夫が一緒にぶんぶく堂に参加して

くれるようになってからの4年間。数えきれない程の方々と関わり、ものをつくる10年の

中で、自分が目指したいと思う方向は少しずつ定まっていきました。ただ定番商品を

作って売るのではなく、お客様のご要望にできる限りで応えるという特注家具屋として

数多くの家や空間を見て学び、今の自分が、素直に「好きだなー」と思える空間を作って

みようと思うようになりました。

展示場兼、私たちの住まいは、元々私の祖父母が住んでいた古民家なので、オープン

した当初、祖父母が使っていた思い入れのあるものはほとんど捨てられずにいました。

また仕事では注文に追われる毎日で、はっきり言うと『紺屋の白袴』状態。

そこに一度ピリオドを、と決心いたしました。ただものを作って売るのではなく、空間その

もを提案することを目指そうと。夫も私も美術の道に進んだのであるからには、そこで学

んだ感覚を活かそうと決意いたしました。開業した当初、県立美術館を借りて展示会を

したのも本当にいい経験となりましたが、やっていくうちに何より大切にしたいと思うように

なったことは『生活感』かもしれません。展示場を持っているのだから、そこを何度でも行き

たくなるような場所にしていくことこそが大事だと思えるようになりました。

幼い頃から捨てられずに持っている大好きな雑貨。結婚して買った器。ラグ。そういう好き

なものを活かす家具であり、木工品を作ること。いつも使うものを使いやすく、見栄え良く

見せるための家具。すっきりしていて、でも無機質ではないもの。

祖父母が残してくれたものの中には素敵なものもたくさんあります。大事にするものは

しっかりと残して。流行ではない『民芸』を意識させてくれる家に住んでいることのありが

たさ。木に囲まれた大好きな庭。ぶんぶく堂の10年と同時に、育まれた環境を意識した

イベントなのかもしれません。

夫のつくる器も、日常生活を意識したものと、美しさを求めたオブジェ的なもの、そのどち

らも手に取ってみていただけるようにしています。生活であり、時々非日常を思わせる程

はっとする形。そういうものをぜーんぶひっくるめて。

今回の『木になる生活展』〜実践編〜のこの『実践』とは、そういう生活そのものを見て

もらおうということでもあるのです。10周年を記念して、使い込んだ木の器や家具がこんな

ふうになりますよ、とか、うちだったらこんなふうにしたいな、とか思うきっかけ作りの場に

してもらえるといいな〜と思うのです。展示場も今までとはまるで違うものに変わりました。

いわゆる『店』らしさも出せたのではと思っています。

そしてもうひとつのお知らせは、展示会期中、最後の二日間は『こわ』のお二人が庭で

歌を歌ってくれることにもなっているのです。その経緯などはまた次回に^^

DMは今まで展示場に来てくださり、芳名帳に記帳して下さった方々約200名に出しました。

いったいどんな展示会になるやら、へとへとですが、わくわくしながら制作しています。

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